先輩教員からの親切なアドバイス。
「この学校には、たま~に、
教科書に載っていることは教えなくていいから、
教科書に載っていないことを教えてください。
って言う、厳しい生徒がいるからね。
覚悟して。」
今のところ、そこまでダイレクトに言う生徒はいないけど、
今日の授業後、厳しい質問が出た。
I have much more English books than my brother.
という文の間違い訂正問題で、much → many にするのはどうしてか。
先生は、比較級を強調するときはmuchを使うと言ったではないか。
much more では、どうしてだめなのか。
一応、「booksは数えられるから、manyを使うのよ。」と答えてみたけど
納得してくれないので、一旦持ち帰って、昼休みにふたたび説明する約束をした。
職員室で他の先生にSOSを出して、参考書を何冊も引き出して説明を考えた。
最終的に、自分自身が納得できた説明が、以下。
1.同じmore+名詞 でも、比較級にする前の形によって強調のしかたが違う。
many books →(比較級)more books →(強調)many more books
much money →(比較級)more money →(強調)much more money
2.more の後が形容詞や副詞なら、強調はmuch moreであり、many moreとはならない。
more interesting →(強調)much more interesting
生徒は、納得したような、しないような・・・。厳しいなぁ。
much more booksは間違いとは言えないような。。 ぶつぶつ言ってみると、many more booksってあんまりしっくりこないけどなんでだろう、と思い、ぐぐってみたら、many more booksよりmuch more booksのほうがヒット数が多かった。ネィティブでも論理的に説明出来る人はほぼいないのでは。
返信削除間違い訂正問題って、何をもって間違いとするかってとこになっちゃうと教えるのは難しいね。
たぶん、正式にはmany more booksなんでしょうね。それが時代の変化とともにmuch more booksのほうが使われるようになった、、、という感じでしょうか。間違い訂正問題は「これは間違いです」と教科書がはっきり宣言していることになるので、こういうところが「日本の英語の教科書で習った英語は実際に使えない」と言われる原因の一つになっちゃうんだろうなぁ。使える部分のほうがはるかに多いんですけどね。。。
返信削除