2016年2月2日火曜日

怖い顔ができるように

S大学の公開セミナーに参加しました。
セミナーの内容もすばらしかったのですが、出席していたS大学の先生や
大学院生の方々との話し合いから、いろいろと刺激をいただくことができました。

その中で印象に残ったのが、
「〇〇してください」って言っても、やってくれない生徒がいるんですよねぇ~
というわたしの愚痴に対して、

「そんなの許してはいけません!」

ときっぱり言い切った友人Mさんのお言葉。
そして、

「顔の表情を変えることが大事です」

とおっしゃった、高校で教えていらっしゃる若い先生のお言葉。

そうなんですよね。
そこが、わたしの課題です。
いつもニコニコしているだけだと、うまくいかないことがあるんですよね。。。

表情筋を鍛えます。
怖い顔ができるように。。。

2016年2月1日月曜日

自由英作文

「わたしが授業以外であなたたちを応援できるのは、おそらく英作文の添削だと思いますよ。
授業に関係ない内容でも、過去問でもなんでもいいから、持ってきてくれれば
個人的に添削してあげますよ。」

と、以前から3年生に話していたら、自分で書いた英作文を持ってくるようになった
男子生徒が一人います。
K大商学部志望だったのに、部活を引退してから英語の勉強に力を入れたら、
英語が得意になっちゃったので、K大経済学部を受けます!といっているS君。

自由登校になってからも、英作文の添削のためだけに、1時間以上かけて
登校してきてくれます。
これだけ頼ってきてくれたら、わたしも頑張らざるを得ないです。

K大の英作文は、社会問題をテーマにした自由英作文が特徴です。
エッセイの型はだいぶ身についてきたので、次はどんな課題が来ても
それなりの意見を書けるようにするのが目標です。
まずは日本語で!

<私の考えた社会問題テーマ>
・ 技術の進歩により、今後どのようなことが可能になるでしょう。
・ なぜ生物の(文化の)多様性が必要なのですか。
・ 食糧問題の解決はなぜ人類にとって緊急の課題なのですか。
・ 原子力発電について、賛成、反対の立場から一つずつ主張を述べなさい。
・ 日本への難民受け入れについて、賛成、反対の立場から一つずつ主張を述べなさい。
・ あなたが政治家なら、核戦争を防ぐためにどのようなことをしますか。
・ 子どもの虐待はなぜ起きるのでしょうか。どうすれば防げますか。

あと、2週間、S君がんばれ!
そして、K大の先生、上記から問題出してください!

2016年1月27日水曜日

最後の授業

勤務校では、高校3年生は2月から自由登校になります。
というわけで、1月最後の3年生の授業。

最後だから、、、
思い出に残る一言を、、、
言おうと思って、言うことをノートにまとめていったのに、、、

時間がなくなって、問題の解答を配っておしまい!でした。(>_<)

生徒も、あきれた顔してましたね~。
普通の先生は、もっと上手に時間を使ってお話されるんでしょうね。
受け持っている5クラスの中でも、一番気心が知れた、やりやすいクラスだっただけに、
残念です!!

2015年10月7日水曜日

先生クビになるかもね?

2年生の賑やかなクラスで授業を始めようとしたら、
教室の後ろに見学者が立っているのに気づいた。
名札をしているので不審者ではなさそうだ。
そのうちに出ていかれるのかな?と思っていたら、
遂に最後まで見学していかれた。

しかし、その授業というのが…

かなり酷いものだったのだ。
普段から特に男子の私語が多いクラス。
見学者に気づいたのだろうか。
なんだかいつもよりテンション高く、そうかと言って質問しても
答えが返ってくるわけでもなく、ただ、うるさい。

ヘトヘトになって授業を終えた途端、そのうるさい男子の一人が

「先生、俺らのせいでクビになって、来週から来れないかもね?」

そうだよ。
わたしがクビになって失業したら、君たちのせいだからね!!

ところで、徹頭徹尾ニコリともしなかった見学者は誰だったのだろう?
職員室に戻って、他の先生に聞いてみると、

「あ、ひよこ先生は朝の打ち合わせに出られてなかったですね。
今日は近隣校の初任者の先生が授業見学に来られていたんですよ。」

はぁ〜。教育委員会の方かと思いました。
クビにならずにすみそうです。

2015年9月25日金曜日

辛辣な授業評価

「ひよこ先生、これ人数分印刷して、授業で書かせて、集計しておいてくださいね」

と渡されたのは、授業評価のアンケート。
評価される覚悟はできていたつもりけど、本当の怖さに気づいたのは回収後でした。

コメントまで書いているものは少数だけど、その辛辣なこと。

〇宿題にするのはいいのですが、答え合わせの質が悪いと思いました。(2年男子)
〇塾で今まで習ってきた文法事項と異なっていることが多々あって、たまに混乱します。(3年女子)

記名アンケートでこれだから、無記名だったらどんなこと書かれたことでしょう。
反省しました。。。
気力を奮い起こさなければ。。。

2015年8月16日日曜日

challengeの誤用

続・続これから留学する高校生へのアドバイスです。

3.Challengeはチャレンジにあらず!!

かなり英語のできる子でも、やってしまうのがchallengeの誤用です。
私自身も、これまでの人生で気づかずにどれほどやってきたことか・・・(>_<)

"I want to challenge many things!"

たぶん、「いろいろなことに挑戦したいです!」と前向きな姿勢を示したのだろうけど、
challengeの「挑戦」は、かなり好戦的な意味を含むのです。
「できるものなら、やってみろ」とか、
「異議を申し立てます」とか
相撲や野球やテニスの試合での「物言い」とか。

下手すれば、とても攻撃的な子だと受け取られるかもしれませんよ。
受け身すぎる子より好印象かもしれませんが。

「いろいろなことに挑戦したいです」は、tryを使って

"I want to try many things!"

がいいんじゃないでしょうか。

2015年8月13日木曜日

人種問題はデリケート

これから留学する高校生へのアドバイスの続きです。

2.人種問題、差別問題は日本人が思っている以上にデリケート。細心の注意を!

一人の子が書いた英文を添削していて、ぎょっとしました。

"I'd like to make friends with many Americans and other races."

「これ、まずいよ!」
書いた子は、きょとんとしています。

だって、これじゃあ、アメリカ人は「アメリカ人種」という単一の人種で成り立っているように聞こえるよ。もしかしたら、アメリカ人=白人と思っているという風にとられる可能性もあるよ。しかも、あなたは人と話す時に、相手の人種を気にする人なんだ、と受け取られるよ。

ここでようやく、意味がわかったようです。

せめて、後半を"other nationalities"にしよう。
でも、国籍で差別しているようにも聞こえてしまうから、
"I'd like to make many friends." が一番いいかもね。
というところに落ち着きました。
ふう。